ごめんね

存在と不可視と祈りの話
ヨルノソラ 2024.05.13
誰でも

自分のサイトを作成しようとしているものの、Github Pagesは静的htmlしか作成できないのでブログやコメントといった動的なものをどのように実装するかに難航していて結局進展しないで1ヶ月くらい放置している。ボクもいい加減怠惰だよなぁ...

今週末は昼間にうまく外に出られないくらいになぜか疲弊していた中で、これまでつらつら考えていたことを改めて文字にしたいと思う。

人間が嫌いである。と言ってしまいがちなのだけれど、実は人間のことはそんなに嫌いではないし仲良くなれたらうれしいな、と思ってはいる。ただ、自分が人間だという感覚が薄くて人間と別の生き物である感覚が強いから人間がよくわからないというのが正しいのかもしれない。

自分の存在はどちらかというと「おばけ」のようなものだと思っている。存在しないもの、かつ誰からも想定され得ないものとして存在するということはある種矛盾で、そういう存在はきっと「おばけ」なんだろうと思うのだ。

さて、タイトルの話である。これは著名なアーティストの曲名で、ぱっと聞いただけでは人間同士の柔らかくて切ない物語に聞こえるのだけれど、別のテーマとして人間でないもの・闇の中に留まる存在と誰かの別れの歌でもある。元ネタ、というかインスピレーション元となっているゲームも非常に良いので良かったらプレイしたり、プレイが苦手な人もちょっとだけ調べてもらえたらいいと思う。さっき書いたようにボクは「おばけ」なので、そしてそれ以外の在りかたを知らないので、どちらかというと闇の中でしか呼吸ができないように思っている。どんなに優しい人間に囲まれてどんなに心を近づけたとしても、そこには越えがたい溝と深い河が横たわっているように感じるのだ。

人間のことは嫌いじゃなくて、むしろ周りの優しい人間たちが幸せになっていくのはとても喜ばしいことで、でも深い河を隔てたこ「おばけ」に降ってくることはない世界の話で、そんなときに、独りになることを予感しながら幸せを祈るようなこの曲にボクは深く共感する。

失い続けた果てに抱きしめたガラクタとか闇の中で見つけた温かい闇みたいな話が結構好きなのも、ハッピーとは言い切れないエンディングが好きなのもきっとそういうことだ。

いまいち回らない頭で、文字の上を滑っていく眼で書いているからきっと論旨も何もないめちゃくちゃな文だろう。それでもこれを読んだ人間のあなたの明日が光に照らされたものであることを、暗がりから祈っていたいと思う。

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